この記事でわかること
「もしかして妊娠したかも…?」
妊娠検査薬で陽性が出た瞬間、喜びと同時に不安や疑問が一気に押し寄せてきますよね。
私たち夫婦も、初めての妊娠がわかったとき、何から始めたらいいのかわからず、ネット検索と役所への電話でバタバタした経験があります。
この記事では、妊娠がわかってから母子手帳をもらうまでのステップを、実体験をもとにわかりやすくまとめました。
- どこに連絡するの?
- 何を準備しておくべき?
- 母子手帳はどうやってもらえるの?
など、妊娠初期の「はじめの一歩」に悩んでいる方に、少しでも安心してもらえるように丁寧に解説します。
妊娠発覚〜母子手帳取得までの4ステップ
妊娠がわかったら、まず何をすればいい?【STEP1】
妊娠検査薬で陽性反応が出ると、嬉しさとともに「これから何をすればいいんだろう?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
私たち夫婦も今回が初めての妊娠で、右も左も分からない状態でした。
そのため、費用や手続きのこと、出産時に使用できる国の制度などを本やネットでたくさん調べながら、少しずつ準備を進めていきました。
最初は、「産婦人科ならどこでも出産できるんだろう」と思っていたのですが、実はそうではないことを知りました。
産科が入っていない病院では出産ができないと知り、あとから病院を変更するのは大変そうだったので、私たちはまず「出産する病院」を決めることにしました。
調べてみると、出産できる病院には総合病院と個人病院があることもわかり、それぞれに違いがあることを知る良い機会にもなりました。
そうした流れのなかで、私たちがまず最初に行ったのは、出産場所・費用を考慮したうえで「近くの総合病院の産婦人科」を予約し、診察を受けることでした。
市販の妊娠検査薬は高い精度があると言われていますが、それだけでは妊娠の確定にはならないそうです。
病院では超音波検査などを通して、医師の診察によって初めて「妊娠していること」が確認されます。
これから産院を決めて妊娠生活をスタートされる方へ
妊娠がわかったら、まずは出産予定の病院の候補をいくつか調べてみるのもおすすめです。
費用や通いやすさ、診察の雰囲気など、できるだけストレスの少ない環境で妊娠期間を過ごせると安心ですよね。
ただし、これから引っ越しを予定していたり、里帰り出産などで出産場所がまだ定まらない方は、まずは近くの産婦人科で妊娠の確認診察を受けることから始めてみるのが良いでしょう。
※この記事は筆者の実体験をもとにまとめたものであり、医療的なアドバイスを目的としたものではありません。
妊娠や出産に関する判断は、かかりつけの医療機関や自治体の公式情報をご確認ください。
病院での診察はいつ行くべき?【STEP2】
私たち夫婦が初めて産婦人科を受診したのは、妊娠4週目頃のことでした。
診察では胎嚢(たいのう)こそ確認できたものの、赤ちゃんの心拍がまだ確認できない状態だったため、医師の方からは「妊娠は確認できていますが、母子手帳の発行はもう少し先でも大丈夫ですよ!」と案内されました。
その経験から、診察のタイミングによっては、すぐに母子手帳がもらえない場合もあるということを学びました。
私たちは「早く妊娠していることを医師から直接聞きたい!」という思いで、妊娠検査薬に反応が出てすぐに予約を入れ、数日後に病院へ行きました。
これはこれで安心できる体験でしたが、診察費をなるべく抑えたいと考えている方は、心拍が確認できる6週目以降に受診するのも一つの方法かもしれません。
※母子手帳の発行時期については、病院ごとの方針によって異なるようです。気になる方は事前に確認してみるのがおすすめです。
母子手帳はどこでもらえる?【STEP3】
私たち夫婦は東京の台東区に住んでいたので、母子手帳は保健所で受け取りました。
ただし、この「受け取り場所」は市区町村によって異なります。地域によっては役所での交付になっているところもあるようです。
中には「役所でもらえると思って行ったら、実は保健所だった…!」というケースもあるようなので、
事前にお住まいの自治体のホームページを確認したり、電話で問い合わせておくのがおすすめです。
せっかく時間を作って行ったのに、場所が違っていて二度手間になる…なんてことがないように、
ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
母子手帳の交付に必要な持ち物と流れ【STEP4】
母子手帳の発行に必要な持ち物ですが、私たちの場合は「特になし」でした!
ちょっと意外ですよね。
私たち夫婦は、妊娠9週目(健診3回目)のときに医師の先生から
「次回から母子手帳を持ってきてくださいね」と案内されました。
その際、「母子手帳って何か証明書が必要ですか?」と確認したところ、
「そのまま保健所に行けば発行してもらえますよ」と教えていただきました。
当日は予約も必要なく、ほぼ手ぶらで保健所へ。
担当の方から自治体で実施している制度や助成券について簡単な説明を受け(15分程度)、その後、配布物と一緒に母子手帳を受け取り、そのまま帰宅という流れでした。
配布物については次の章でご紹介させてください。
母子手帳と一緒にもらえるサポート冊子とは?【画像付き】

画像は、私たちが実際に台東区の保健所で受け取った母子手帳と、妊婦健診に関する各種受診票、
冊子類です。
ずっと憧れていた母子手帳を手にしたときは、「いよいよ始まるんだな」という気持ちになりました。
これらの受診票は、妊娠中の健診費用を一部助成してもらえる大切なチケット。
大事に保管しておき、健診のたびに忘れず持参する必要があります。
注意点:内容は自治体によって異なります!
今回ご紹介した内容は、私たちが住んでいる台東区での例です。
実際にもらえる受診票の種類や回数、手続きの流れは、お住まいの地域によって異なることがあります。
母子手帳の受け取り前に、市区町村の公式ホームページで確認するか、保健所や役所に直接問い合わせておくと安心です。
私たち夫婦の体験談|母子手帳をもらうまでのリアル
1.妊娠検査薬で陽性→すぐに病院へ
ここからは、実際に私たち夫婦が母子手帳を受け取るまでに体験した流れを、時系列で振り返ってみたいと思います。
最初に市販の妊娠検査薬で陽性反応が出たとき、うれしさと同時に「何から始めればいいの?」と戸惑いました。
私たちは「一日でも早く医師の口から“妊娠している”と確かめたい」と思い、妊娠4週目の段階で産婦人科に予約を入れました。
このとき診察で胎嚢は確認できたものの、心拍はまだ確認できない状態。
医師からは「もう少し週数が進んでから、母子手帳をもらってくださいね」と言われました。
2.出産先を考えて病院を選ぶことに
当初は「産婦人科ならどこでも出産できるのかな」と思っていたのですが、実はそうではないことが判明。
産科のないクリニックでは出産ができないことを知り、後から転院するのは大変そうだったので、私たちは最初から出産も対応している総合病院を選びました。
そのおかげで、妊娠の確認から出産までスムーズに流れをつかむことができたと思います。
3.母子手帳の受け取りは、意外とあっさり!
心拍確認後、妊娠9週目頃に医師から「母子手帳をもらってきてください」と案内がありました。
「何か書類が必要なのかな?」と思いながらも確認してみると、
私たちが住んでいた東京の台東区では予約も不要で、手ぶらで保健所へ行けば発行してもらえるとのこと。
当日は台東区保健所の担当の方から区の制度について15分ほど説明を受け、母子手帳や妊婦健診の補助券などを受け取って帰宅。
思ったよりもスムーズで、「いよいよ妊娠生活が始まるんだ」と実感した瞬間でした。
まとめ|妊娠初期でも焦らず1つずつ進めよう
妊娠がわかったばかりの頃は、うれしさの反面、「これから何をすればいいの?」「お金はどれくらいかかるんだろう…」と不安になる方も多いと思います。
私たち夫婦も、最初は個人病院しか知らず、入院の前金として約30万円、退院まで含めると総額で80〜100万円ほどかかり、助成金を利用しても40万円程度の実費という情報を見たときには、正直「どうしよう…」と焦ってしまいました。
でも、その後しっかり調べていく中で、総合病院では助成金でほぼまかなえるケースがあることや、自治体によってはさまざまなサポート制度が用意されていることを知り、すごく安心したのを覚えています。
この記事をここまで読んでくださった方の中にも、費用面をはじめ、いろいろなことに不安を感じている方がいらっしゃるかもしれません。
けれど、実際には、妊娠や出産に関しては助成制度や支援サービスが用意されている地域がほとんどです。
ぜひ一度、お住まいの市区町村のホームページをチェックしたり、役所や保健所に問い合わせてみてください。思っている以上に頼れる制度が見つかるかもしれません。
私たち自身も、初めての妊娠で病院選びや手続き、母子手帳の受け取りなど、何から始めればいいのか分からず戸惑いました。
でも、ひとつずつ調べながら行動することで、少しずつ気持ちも落ち着いてきました。
今思えば、「全部を一度に完璧にこなそうとしなくてよかったな」と感じています。
妊娠初期は心も体も不安定になりがちだからこそ、無理せず、自分のペースで1歩ずつ進めていけば大丈夫です。
この記事が、これから妊娠生活をスタートする方のヒントになったり、不安を少しでも和らげるきっかけになればうれしいです。

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