この記事について
都会の喧騒を離れて、心からリラックスできる時間を過ごしたいと思い、数年前に夫婦で「おとぎの宿 米屋」に泊まってきました。
まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような雰囲気のお宿は、私たちにとって癒しと感動の時間を与えてくれました。
この記事では、実際に泊まって感じたお宿の魅力や、夫婦で過ごした癒しのひとときをまとめてお伝えします。
これから「おとぎの宿 米屋」に泊まろうと思っている方や、夫婦での旅行先を探している方の参考になれば嬉しいです。
おとぎの宿 米屋ってどんなお宿?

基本情報(場所・雰囲気・外観など)
「おとぎの宿 米屋」は、福島県須賀川市にある旅館です。
アクセスは、東北自動車道「須賀川IC」からは車で約10分程度、須賀川駅からだと約15分程度の場所に位置しています。
私たち夫婦は車で景色を楽しみながら向かったのですが、宿自体は住宅街の中に立っており、そこに向かうまでは自然に囲まれているため日常を忘れてのんびり過ごすのにぴったりの立地だと感じました。
外観は、和の趣を感じる落ち着いた佇まいで、お部屋に案内されると、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのような不思議かつ落ち着いた雰囲気が漂っていました。
他にも館内は、木のぬくもりが感じられる空間が広がり、窓から見える四季折々の自然の風景を感じながら、ゆったりとくつろげる雰囲気でした。
私たち夫婦は11月頃に訪れたのですが、ちょうど宿泊客も少なく、まるで時間がゆっくり流れているように感じました。
そんなお宿の基本情報を踏まえつつ、実際に泊まってみた感想をお話ししていきますね。
予約時に感じたことや第一印象などもOK!
私たち夫婦は、「おとぎの宿 米屋」の公式HPから予約をしました。
サイトは分かりやすく、プランの選び方や注意点なども丁寧に記載されていたので、迷わず予約手続きを進めることができました。
また、宿泊に関する質問をメールで送った際にも、すぐに丁寧な返信をいただけたので、初めての宿泊でも安心して準備を進められました。
宿泊当日は、スケジュールの都合で到着が予定より2時間ほど遅れてしまい遅刻のご連絡をしたのですが、スタッフの方が笑顔で迎えてくださり、緊張が一気にほぐれました。
お宿の玄関をくぐると、静かで落ち着いた空気が流れていて、「ああ、ここでゆっくり癒される時間を過ごせるんだな」と思わずほっとしたのを覚えています。
夫婦で泊まって感じた魅力と癒しポイント

お部屋の雰囲気やお風呂(温泉・室内風呂など)
私たちは「花のあめ」という名前のお部屋に宿泊しました。
このお部屋は、写真のようにビー玉が埋め込まれた襖からビー玉を通して日が差し込み、幻想的な雰囲気を楽しめる空間でした。
室内には半露天風呂が設置されていて、加湿効果のおかげか空気がしっとりと心地よく感じられました。
さらに、お湯が常に流れているため耳に心地よい流水音が響き、気がつくと時間が経つのを忘れるほどリラックスしたひとときを楽しめました。
大浴場には露天風呂やミストサウナがありますが、温泉に入らずちょっとくつろぎたい時は足湯だけで十分癒される時間を過ごせるのも嬉しいポイントです。
泉質はとてもなめらかで、普段あまり温泉に行かない私たち夫婦でも、お風呂上がりには肌がすべすべになり、しっかり保湿されているのを感じました。
また、追加料金でツボ押し全身マッサージを受けることもできるので、より贅沢なリラックス旅行を満喫したい方にはおすすめです。
さらに、お宿にはそれぞれテーマの異なるお部屋が用意されていて、2024年には一部のお部屋がリニューアル。
2025年時点では別館にラグジュアリーなお部屋が新たに登場していて、ますます魅力が増しているように感じました
スタッフの対応や、宿ならではのおもてなしなど

私たちは結婚記念日のアニバーサリープランで宿泊しました。
夕食では、プランに含まれていたデザートを写真のように綺麗に盛り付けて出していただき、とても感動したのを覚えています。
また、夕食で残った釜炊きの白米を、夜食用に焼きおにぎりにして出していただけたのも、心に残る嬉しいサービスでした。
スタッフの方はとても気さくで、私たちのお祝いにも一緒に笑顔で参加してくださり、その温かさが本当に嬉しかったです。
こうした心のこもったおもてなしのおかげで、宿全体の雰囲気や対応にもとても満足できました。
お料理や食事処の楽しみ
地元食材や季節の味など


夕食・朝食ともに、私たちは個室のお食事部屋に案内され、ゆっくりと食事を楽しむことができました。
「おとぎの宿 米屋」では、四季ごとにおとぎ話のテーマがあり、そのストーリーに沿ったコース料理を提供していただけるのが特徴です。
季節ごとのストーリーにあわせて、次はどんなお料理が出てくるのかな?とわくわくしながら食事を楽しめるのが魅力的でした。
四季折々のテーマがあるので、各シーズンごとに宿泊して食事の変化を楽しむのも素敵だと思います。
食事全体を通して、オーガニック食材が使用されていて、普段の生活ではなかなか味わえないようなメニューをいただけたのも嬉しかったです。
体に優しい食事内容で、健康面でも満足感が高かったのが印象に残っています。
また、別料金にはなりますが「岩手県産短角牛の石焼き」や「福島県産川俣軍鶏」などの肉料理も追加注文することができます。
お肉メインでしっかり食べたい方には、これらをプランに加えて予約していくのもおすすめです。
特に印象に残った料理・感想など

私たち夫婦が特に印象に残っているのは、写真右上の「秋をイメージした料理」です。
味そのもの以上に、見た目の美しさや演出に心を奪われ、「料理って目でも楽しめるんだな」と初めて実感しました。
この料理では、マツムシ(チンチロリンと鳴く虫)をイメージして飾り切りされたきゅうりが、カゴに入れられて虫籠のように演出されていて、思わず笑顔になりました。
もちろん、味の面でも忘れられない一品があります。
左の写真の「サーロインの焼きすき」は、口に入れた瞬間にとろけるような柔らかさで、言葉にならないほど美味しかったです。
この一皿をいただけただけでも、ここに来て良かったと心から思えました。
朝食も写真のようにバランスの取れた健康的な内容で、食べ終わった後は体がスッキリと整う感覚がありました。
食事の時間全てがリラックスタイムで、名残惜しい気持ちでいっぱいになるほど素敵な体験でした。
おとぎの宿 米屋の過ごし方


お宿での過ごし方
私たち夫婦の過ごし方ですが、このお宿ではお風呂に3回ほど入らせていただき、ちょっと気分を変えたいときには足湯に浸かってみたりと、日常とは違うゆったりとした時間を楽しめました。
それ以外の時間は、部屋の椅子に座って外の景色を眺めたり、ゴロゴロとくつろいだり…。
また、写真のように音楽が流れる大広間で、飲み物をいただきながらゆったりとした時間を過ごすこともできました。
そんなふうに、特別なことをしなくても「ただのんびり過ごす」という贅沢な時間がとても心地よく、気がつけばあっという間に時間が過ぎていて、帰るのが少し寂しく感じるほどでした。
宿泊する際の注意点
夕食時のドリンクやお酒類は別料金になるので、追加で頼みたくなる場合も考慮して、少し多めにお金を用意しておくのがおすすめです。
また、朝食はヘルシーな料理が中心なので、お肉が好きな方は少し物足りないと感じるかもしれません。
そして、こちらのお宿は乳幼児や園児の宿泊ができず、宿泊できるのは小学生高学年以上のお子さんからとなっています。
これは「静かで落ち着いた環境を守るため」なのかなとも思いましたが、私たち夫婦にとっては少し残念な点でもありました。
実際に宿泊してみて「ここは子どもが小さいうちは難しいかも…」と感じたので、これから子供が生まれる私たちにとってはしばらく泊まれないのは残念です。
ただ、子供が成長したら、またぜひ家族みんなで泊まりに来たいなと思える素敵なお宿でした。
まとめ|おとぎの宿 米屋で過ごした夫婦の癒し時間
「おとぎの宿 米屋」で過ごした時間は、まさに心と体をリセットできる癒しのひとときでした。
幻想的な雰囲気のお部屋に、優しいスタッフさんのおもてなし、そして四季を感じられるお料理の数々…。
すべてが日常を離れた特別な時間を演出してくれました。
お風呂やお部屋でのんびり過ごす時間は、夫婦での会話も自然と増えて、改めて「二人の時間って大切だな」と感じるきっかけにもなりました。
帰るころには、また必ず訪れたいという気持ちでいっぱいになるほど、心に残る滞在でした。
「静かに過ごしたい」「心から癒されたい」と思っている方には、ぜひおすすめしたいお宿です。
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