赤ちゃんのために空気清浄機は導入すべき?ペット&子育てにおすすめの空気清浄機 7選

目次

この記事でわかること

今年11月に第一子の出産を控えている筆者は、現在、長毛種の猫と暮らす家庭です。
これまではペット対策として数年前から安価な空気清浄機を使っていましたが、赤ちゃんを迎えるにあたって空気の質に対する意識が一気に高まりました。

「赤ちゃんに今の空気環境で大丈夫?」「ペットの毛やハウスダストの影響は?」といった不安から、出産前に最適な空気清浄機を探して本格的にリサーチを開始。

この記事では、同じように出産を控え、ペットと暮らす家庭の方に向けて、筆者の実体験をもとに以下の内容をまとめています。

この記事でわかること

  • 赤ちゃんに空気清浄機は必要?安全性の視点から解説
  • ペットと暮らす家庭ならではの空気の悩みとは
  • 空気清浄機を選ぶときのチェックポイント
  • 出産前に選びたいおすすめ空気清浄機の候補と比較

我が家の現状:出産予定&ペット(猫)との暮らし

我が家の空気清浄機付き除湿機

我が家では、2025年11月に第一子の出産を予定しています。
人生の大きな節目に向けて準備を進めるなか、空気環境への意識も一段と高まってきました。

現在は、長毛種の猫(ラグドール)と暮らしており、これまで空気清浄機能付き除湿機「DCE-120(アイリスオーヤマ製)」を使用してきました。
除湿機能には満足していたのですが、赤ちゃんを迎えるにあたって、空気清浄機能の性能には少し物足りなさを感じるようになったのです。

さらに、5年ほど前に購入した機種のため、スイングする羽根が経年劣化で動かなくなってしまい、空気の循環力にも不安が出てきました。
こうした理由から、赤ちゃんが生まれる前に空気清浄機の買い替えを検討しています。

これまで気にしていなかった抜け毛やトイレ周辺のにおい、空気中のホコリも、
「赤ちゃんにとってどう影響するのだろう?」と考えるようになり、空気環境を見直すきっかけとなりました。

今回の記事が、同じような状況の方の参考になればうれしいです。

赤ちゃんに空気清浄機は必要?

結論から言うと、筆者は赤ちゃんのいる家庭に空気清浄機は「必要」だと考えています。

その理由は、赤ちゃんの呼吸器がまだ未発達で、空気中のわずかな汚れや刺激にも敏感に反応してしまうためです。
私たちは赤ちゃんのいる部屋の温度や湿度には気を配りがちですが、実は「空気の質」も同じくらい大切な要素です。

実は筆者自身、幼少期に埃っぽい環境で過ごしていたことから喘息を発症し、深夜に母に抱えられて病院へ行ったり、咳で一晩中眠れないというつらい思いを何度も経験しました。
だからこそ、自分の子どもにはできる限り同じ苦しみを味わわせたくないという気持ちがあります。
空気環境は目に見えませんが、呼吸器が弱い赤ちゃんにとっては、本当に影響が大きいものだと実感しています。

特に気をつけたいのは以下のような空気中の汚れです:

  • ハウスダスト(ホコリや布製品の繊維くず、塵)
  • ペットの毛やフケ
  • 花粉やカビ
  • PM2.5などの微細な粒子
  • タバコや料理のにおい など

こうした汚れは目に見えづらいものばかりですが、赤ちゃんは床に近い位置で長時間過ごすことが多く、空気の影響を受けやすい環境にあります。
そのため、ハウスダストや花粉、におい成分などをできるだけ取り除いておくことは、咳や鼻づまりといった不調を予防するうえでもとても重要です。

空気清浄機を使えば、これらの汚れをフィルターで除去し、赤ちゃんが安心して過ごせる空気環境を整えることができます。
特にHEPAフィルター(高性能フィルター)を搭載した機種であれば、0.3μmレベルの微粒子までキャッチ可能で、アレルギー予防にも高い効果が期待できるので、購入時は全体の機能面も気にしたいですが、フィルターの性能がいいものを選びたいと思います。

どう選ぶ?チェックポイントと各タイプのメリット・デメリット

加湿機能付き空気清浄機はアリ?冬に向いているケースとは

冬場は空気が乾燥しがちで、赤ちゃんの肌荒れや風邪予防の観点から加湿機能付き空気清浄機は有効です。
ただし、湿度が高くなりやすい住宅(鉄筋マンションなど)では加湿が過剰になることもあるため、住環境に応じて検討、もしくは部屋のサイズに合ったモデルの購入が必要です。

除湿機能付き空気清浄機はアリ?我が家の旧モデルから考える

我が家で以前使っていたアイリスオーヤマの「DCE-120」は、除湿機能がメインで、空気清浄機能はあくまでサブという位置づけの製品でした。

実際の使用感としては、除湿機能はとても優秀で、梅雨の時期などの朝は除湿用タンクが空でも夕方には満タンになっていたりと、目に見える部分での効果はしっかり感じられました。
一方で空気清浄機能に関しても、正面にあるカラーパネルで空気の状態が「見える化」されており、たとえば料理の匂いがこもったときなどにはランプの色が変わり、反応していることが確認できました。
また、背面のフィルターにホコリが溜まっていたことからも、ある程度の清浄効果は果たしてくれていたのではないかと感じています。

ただ、これから赤ちゃんを迎えるにあたっては、空気清浄機能が「主役」のモデルを選んだほうが安心かもしれない、という考えに至りました。

ペットの毛やにおいに強いタイプを選ぶには?

ペットの毛やフケ、トイレ周辺のにおいが気になる家庭では、集じん力だけでなく脱臭フィルター性能も重要です。
猫がいる我が家では、静電気で毛が舞いやすく、目に見えないハウスダスト対策としても空気清浄機の効果が期待されます。

タイプ別メリット・デメリット(加湿あり/なし・除湿)

加湿なしタイプ

メリット

構造がシンプルで価格も抑えめ。掃除もしやすく、年間を通して使いやすいのが魅力です。

デメリット

別途加湿器の併用が必要になるため、設置スペースがやや気になることもあります。

加湿ありタイプ

メリット

冬に強い。加湿器を別に用意する必要がなく時短・省スペース。

デメリット

価格が加湿なしのタイプに比べるとやや高めです。また、加湿タンクに水を入れたり、タンクの掃除をしたりすることを考えると、若干手入れがやや面倒と感じる人もいるかもしれません。

除湿ありタイプ

メリット

梅雨や部屋干しをする際に洗濯物付近に置くだけで、乾く速度が速くなるので便利です。
除湿がメインの場合が多いですが、空気清浄も1台で済むので場所を取らないです。

デメリット

空気清浄機能はおまけ程度のモデルも多く、性能が不明瞭な場合があります。
除湿時の音や排水の手間が面倒。

出産前にリサーチした空気清浄機の候補と比較

赤ちゃんを迎えるにあたって、我が家では空気清浄機の買い替えを検討し、いくつかの機種を比較しました。
特に気にしたのは、「ペットがいる環境でもしっかり使えるか」、「赤ちゃんにとって安心できる機能があるか」という点。

同じように赤ちゃんやペットとの暮らしを考えている方に向けて、私たちがリサーチした空気清浄機の候補を1台ずつご紹介します。
それぞれの特徴やメリット・デメリットも合わせてまとめたので、製品選びの参考になれば嬉しいです。

パナソニック F-VXW90「加湿空気清浄機」

リビングにもおすすめの高性能モデル

  • 特徴:ナノイーXを搭載し、菌・ウイルス・PM2.5・花粉などに幅広く対応できる高性能フィルター搭載。
    赤ちゃん、ペットの生活ゾーン(床上30cm)にも対応。
    加湿機能付きで乾燥する季節にも◎
  • メリット:約40畳対応の大風量タイプで、広めのリビングでも1台で空気清浄+加湿がまかなえる安心感。デザインもスマート。
  • デメリット:価格はやや高めでサイズも大きめ。月に1回程度の加湿フィルターの押し洗いと、フィルター、タンクの手入れは必要。
タイプ加湿空気清浄機
空気清浄適用床面積〜40畳(66㎡)
金額(公式)90,090円
本体の大きさ高さ640×横幅398×奥行き287/mm
スマホアプリ対応「ミルエア」アプリと連携可能

パナソニック ジアイーノ(F-MV4300)「次亜塩素酸 空間除菌脱臭機」

除菌・脱臭に特化した、ペット&育児家庭向けの高性能モデル

  • 特徴:次亜塩素酸を使った除菌・脱臭技術を搭載し、空気中の菌・ウイルス・生活臭にまでアプローチできる高性能モデル。ペットのにおいや花粉対策にも強く、加湿機能付きで乾燥する季節にも活躍。定額サブスク(月額2,420円)でも導入可能。
  • メリット:一般的な空気清浄機と異なり、ウイルスやにおいへの効果に特化。保育園や病院などでも使われる信頼感があり、小さな子どもやペットがいる家庭にとって安心。お手入れも半年ごとの軽い掃除で済み、手間が少ないのも魅力。
  • デメリット:専用タブレットの補充が必要で、維持費はやや高め。サイズが大きめなので設置場所の確保も必要。一般的な空気清浄機と比べて価格帯もやや高め。
タイプ次亜塩素酸 空間除菌脱臭機
空気清浄適用床面積~18畳(30㎡)
金額(公式)118,800円
本体の大きさ高さ710×横幅398×奥行き270/mm
スマホアプリ対応対応なし

シャープ KI-SD50「除加湿空気清浄機」

除湿も加湿も空気清浄もできる1台3役の珍しいタイプ

  • 特徴:空気清浄・加湿・除湿の3つの機能を1台にまとめた多機能モデル。プラズマクラスター25000を搭載し、においや静電気対策にも対応。「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2025」で空気清浄機部門第1位を獲得した実績もあり、信頼性の高い製品です。
  • メリット:加湿器や除湿機を別に用意する必要がなく、季節を問わず使えるのが大きな魅力。花粉やPM2.5、生乾き臭などにも対応しており、掃除・給水のしやすさや長持ちするフィルター設計(Ag⁺カートリッジ年1回/他は約5年)も嬉しいポイントです。
  • デメリット:除湿タンク容量が約2.5Lと少なめで、梅雨時などは排水の頻度が増える点には注意が必要です。
タイプ除湿 兼 加湿空気清浄機
空気清浄適用床面積~21畳(35m²)
金額(Amazon)39,820円前後
本体の大きさ高さ656×横幅350×奥行き285/mm
スマホアプリ対応対応なし

シャープ KI-TX70「加湿空気清浄機」

赤ちゃんの眠りも守る、静かで高性能な空気清浄&加湿モデル

  • 特徴:プラズマクラスターの最上位「プラズマクラスターNEXT」を搭載した高性能モデル。加湿機能も備えた1台2役タイプで、約31畳まで対応。赤ちゃんやペットが過ごす床上30cmの空気環境にも配慮された設計です。
  • メリット:ウイルス・花粉・PM2.5など幅広く対応し、5段階モニターで空気の状態を確認できる安心設計。
    静音性にも優れ、加湿量も多いため、赤ちゃんのいる冬のリビングにもぴったりです。
    「Ag⁺イオンカートリッジ」は年1回の交換なので、手間が少ない点も魅力です。
  • デメリット:サイズはやや大きめで、設置スペースを確保する必要があります。
    プレフィルターは月1交換が推奨され、タンクへの給水や定期的な手入れも必要です。
    価格は高性能な分、スタンダードモデルよりやや高め。
タイプ加湿空気清浄機
空気清浄適用床面積~31畳(51m²)
金額(Amazon)48,900円
本体の大きさ高さ650×横幅395×奥行き265/mm
スマホアプリ対応「COCORO AIR」アプリと連携可能

ダイキン MCK705A「加湿空気清浄機」

強力除菌×しっかり加湿の高性能モデル

  • 特徴:ダイキン独自の技術で空気中の菌・ウイルス・ニオイ成分をすばやく分解・除去。
    10年交換不要の高性能フィルターと、1時間に700mLのたっぷり加湿で、赤ちゃんやペットのいる家庭にもぴったりです。
  • メリット:縦長スリムなデザインで置き場所に困らず、広めの部屋でもしっかり空気清浄+加湿が1台でまかなえます。除菌・脱臭性能も高く、花粉やペット臭のケアにも◎。
    集塵フィルター交換が約10年不要なのも、メンテナンスの手間を減らしたい人にうれしいポイント。
  • デメリット:本体の高さがあるため、家具とのバランスや設置場所にはやや注意が必要です。
    また、水トレー(月1回程度)などの定期的なお手入れは必要。
    高機能ゆえ価格帯はやや高めです。
タイプ加湿空気清浄機
空気清浄適用床面積~31畳(51m²)
金額(Amazon)55,000円
本体の大きさ高さ760×横幅315×奥行き315/mm
スマホアプリ対応「Daikin Smart APP」アプリと連携可能

SwitchBot 空気清浄機Table

スマート操作が魅力のコンパクトモデル

  • 特徴:コンパクトな卓上サイズながら、HEPAフィルターで花粉やPM2.5をしっかりキャッチ。
    SwitchBotアプリと連携すれば、スマホで操作や空気の状態確認も可能。音声操作やオートモードにも対応しており、IoT家電に慣れていない人でも使いやすい設計です。
  • メリット:寝室や子ども部屋に置きやすいコンパクトサイズ。
    静音モードで就寝時も気にならず、スマホ操作も出来るので育児中も手軽に使えます。
    テーブル兼ライトとしても使え、初めての空気清浄機として手頃な価格も魅力です。
  • デメリット:加湿機能は搭載されていないため、乾燥対策には別途加湿器が必要になります。
    集じんや脱臭能力も大型モデルに比べると限定的です。
タイプ空気清浄機
空気清浄適用床面積〜25畳(40m²)
金額(公式)29,800円
本体の大きさ高さ497.5×横幅250(table 420)×奥行き290/mm
スマホアプリ対応「SwitchBot」アプリと連携可能

Airdog X5D

除湿も加湿もできる1台3役モデル

  • 特徴:医療機関や保育施設でも採用されている、Airdog独自のTPAフィルター技術を採用したフィルターレス空気清浄機。0.0146μmの微粒子まで除去できる高性能で、集じんフィルターは水洗いして繰り返し使用可能。風量調整やタイマー設定などはスマホアプリにも対応。
  • メリット:交換不要のフィルター構造で、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れる点が魅力。
    花粉、ウイルス、PM2.5対策はもちろん、ホコリやペットの毛にも対応。音も静かで、スタイリッシュなデザインはリビングにもなじみやすいです。
  • デメリット:本体価格がやや高めで、初期導入コストが気になる点。
    フィルター掃除は必要で、洗浄・乾燥の手間はあるため、こまめな手入れが苦手な方にはやや不向きかもしれません。
    また、サイズはやや大きめです。
タイプ空気清浄機
空気清浄適用床面積〜24畳(40m²)
金額(公式)146,300円
本体の大きさ高さ650×横幅316×奥行き306/mm
スマホアプリ対応「Airdog X」アプリと連携可能

我が家が選んだ空気清浄機はコレ!

いろいろな機種を比較してきた中で、「これを選ぼう」と心が決まったのが、シャープの『KI-SD50』です。



決め手はなんといっても、空気清浄・加湿・除湿の3つの機能が1台にまとまっていること。赤ちゃんとペットがいる我が家にとって、年中使えるこの“欲張りセット”はとても魅力的でした。

しかも価格は4万円前後と、機能のわりに手が届きやすいのもポイント。さらにシャープ製という点でも安心感があり、「赤ちゃんのために使うもの」として信頼できる要素がそろっていると感じました。

まだ購入はこれからですが、今の段階では「買うならコレにしよう」と家族で話しています。空気清浄機選びに迷っている方の参考になれば嬉しいです。

まとめ:出産前に空気環境を整えておく安心感

赤ちゃんを迎える準備として、ベビーグッズやお部屋のレイアウトに目が行きがちですが、見落としがちなのが「空気環境」の整備です。

赤ちゃんは大人よりも空気の影響を受けやすく、花粉やPM2.5、ハウスダスト、ウイルス対策としても空気清浄機は心強い存在。
特に、ペットと暮らしているご家庭や乾燥・湿気が気になる季節には、加湿・除湿機能付きのモデルを選ぶことで、より快適な空間づくりができます。

我が家でも今回いろいろな製品を比較して、「これなら安心して赤ちゃんを迎えられそう」と思える1台に出会えました。

空気清浄機は長く使える家電だからこそ、“育児にも生活にも役立つ”という目線で選ぶことが大切。
ぜひ、皆さんもご家庭にぴったりの1台を見つけて、安心して出産の日を迎えてください。

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